202205_4

　やれやれ、ようやくまとまった金が手に入った。

　このふた月の間、背に腹はかえられないと覚悟して、人生で初めて手を出すような仕事もたくさんこなしてきた。初めのひと月を過ぎてもなんの音沙汰もなかったのは少し予想外だったが、冷静に考えれば納得せざるを得ないといったところか。とにかく、今日までの苦労がようやく実を結んだのだ。

　これだけ金を手に入れたところで、あくまで気の遠くなるような壮大な計画の第一歩に過ぎない。この一回限りではなく、継続的にこの仕事に手を染めていくことによって、やがて大きな目標を成し遂げるだけの財を成すことができるという算段なのだから。ただ、現状はまだこの一回分だけだとしても、やはり一旦精神的な余裕は生まれる。この間は、自分と同じ立場にいる十数人と集って、少しばかり酒を酌み交わした。このくらいであれば、思い描いている望みにとっても、特に大きな問題とはならないだろう。むしろ、来月以降のモチベーションを保つためのガソリンといったところか。

　それから、とあるクラブの会員にもなった。有料制が前提で、なおかつそれなりの入会費まで発生することもあり、これまで入るべきか否かずっと悩んでいた。しかしながら、いつか手に入れたいと狙っていたモノが、明らかに会員にとって有利な条件で世に出ることを知り、これを機に入会することにしたのだ。会員になったとしても、入手できる保証はないくらいレアな代物なのだが、せっかく手元に金があるのだ。何の努力もせずに指を咥えて待っているよりはずっとマシだろう。逆にこれ以上は自分の力でどうすることもできないし、良い知らせを願いながら、静かにその日を待つことにしよう。

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　いわゆる初任給というものが入った。

　とりあえず、WithUのW会員となって、土日の東京公演に申し込んだ。同期と食事もしたけれど、これこそが僕にとっての"正解"の使い道に違いない。

　にしても、NiziUのファンクラブもかなりの量のコンテンツを日々更新していそうな匂いが感じ取れる。正直ONCE JAPANのコンテンツすら完全には追いきれていないのに、どうしたものかとうれしい悲鳴をあげながらこれを書いている。

　初単独ツアー、できれば『Precious Love』を聴かせてほしいと思ってしまうのは、さすがにわがままがすぎるだろうか。

　言うだけならタダということで、そこをなんとかお願いします！